21 タートルの仕様
21.1 タートルの命令リスト
21.1.1 基本的な命令
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rt([角度の指定])
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タートルを指定した角度だけ右に回す
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lt([角度の指定])
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タートルを指定した角度だけ左に回す
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fd([長さの指定])
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タートルを指定した長さだけ進める
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bk([長さの指定])
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タートルを指定した長さだけ後ろに進める
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up()
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タートルのペンを上げる
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down()
-
タートルのペンを下げる
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color([色の指定])
-
タートルのペンの色を変える色は赤なら、color(java.awt.Color.red)。red以外に、次の色を指定できる。
- black(黒)
- blue(青)
- cyan(水色)
- darkGray(濃い灰色)
- gray(灰色)
- green(緑)
- lightGray(明るい灰色)
- magenta(赤紫)
- orange(オレンジ)
- pink(ピンク)
- red(赤)
- white(白)
- yellow(黄色)
-
input()
-
ユーザからの入力を受け付ける
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print([出力する文字列])
-
文字列をコンソールに出力する
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random([数])
-
指定した数を最大とする乱数を発生させる
21.1.2 オブジェクトの生成に関する命令
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Turtle [タートルの名前] = new Turtle()
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タートルを生成し、名付ける
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[オブジェクトのクラス名] [オブジェクトの名前] = new [オブジェクトのクラス名]()
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オブジェクトを生成し、名付ける
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ImageTurtle [画像タートルの名前] = new ImageTurtle("[画像のファイル名]")
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指定された画像を初期値とする画像タートルを生成し、名付ける
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TextTurtle [テキストタートルの名前] = new TextTurtle("[文字列]")
-
指定された文字列を初期値とするテキストタートルを生成し、名付ける
21.1.3 画面の描画処理に関する命令
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sleep([秒の指定])
-
指定された秒数だけ画面を止める(画面が眠る)
-
update()
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画面を再描画する
21.1.4 座標に関する命令
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warp([x座標] , [y座標])
-
指定した座標にオブジェクトをワープさせる
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getX()
-
オブジェクトの現在のx座標を取得する
-
getY()
-
オブジェクトの現在のy座標を取得する
21.1.5 大きさに関する命令
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-
size([横の長さ] , [縦の長さ])
-
オブジェクトを指定した横、縦の大きさにする
-
getWidth()
-
オブジェクトの幅を取得する
-
getHeight()
-
オブジェクトの高さを取得する
-
scale([倍率])
-
オブジェクトを指定した倍率の大きさにする
-
large([長さ])
-
指定した長さだけ、縦横を大きくする
-
small([長さ])
-
指定した長さだけ、縦横を小さくする
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wide([長さ])
-
指定した長さだけ幅を大きくする
-
narrow([長さ])
-
指定した長さだけ幅を小さくする
-
tall([長さ])
-
指定した長さだけ高さを高くする
-
little([長さ])
-
指定した長さだけ高さを低くする
21.1.6 オブジェクトを出現/隠す命令
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show()
-
オブジェクトを出現させる
-
hide()
-
オブジェクトを隠す
-
isShow()
-
オブジェクトが出現しているかどうか調べる
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show([真偽])
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オブジェクトを出現させる/隠す。trueを指定すれば出現させ、falseを指定すれば隠す
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show(!isShow())
-
上記の命令の組み合わせで、隠れていれば出現させ、出現していれば隠す。
21.1.7 オブジェクトの見た目を変える命令
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looks([オブジェクト])
-
オブジェクトの見た目を、指定したオブジェクトの見た目に変える
21.1.8 テキストの中身を変える命令
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text([文字列])
-
テキストの中身を指定したテキストに変える
21.1.9 キー・マウス入力に関する命令
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key()
-
今押されているキーコードを取得する。何も押されていないときには-1が返ってくる。
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keyDown([キーコード])
-
指定したキーが押されているか調べる
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mouseX()
-
現在のマウスのx座標を取得する
-
mouseY()
-
現在のマウスのy座標を取得する
-
mouseDown()
-
今マウスが押されているかどうか調べる
-
leftMouseDown()
-
今マウスが左クリックされているかどうか調べる
-
rightMouseDown()
-
今マウスが右クリックされているかどうか調べる
-
mouseClicked()
-
マウスがクリックされたかを調べる
-
leftMouseClicked()
-
マウスが左クリックされたかを調べる
-
rightMouseClicked()
-
マウスが右クリックされたかを調べる
-
doubleClick()
-
マウスがダブルクリックしたかどうか調べる
21.1.10 オブジェクトの接触に関する命令
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intersects([判定相手のオブジェクト])
-
オブジェクトが、判定相手のオブジェクトと接触しているかどうか調べる
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contains([x座標] , [y座標])
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オブジェクトに、指定された座標が含まれるかどうか調べる
21.2 タートルで作ってはいけないメソッド名
タートル・グラフィックスではTutleクラスで既に定義されているメソッド名を使ってしまうと、そのメソッドの定義を上書きしてしまいます(Turtleクラスを継承しているため、メソッドのオーバーライドが行われます)。
たとえば、fd()という名前のメソッドを自分で作ってしまうと、本来Turtleに定義されているfd()メソッドが上書きされてしまい、前進することができなくなってしまいます。
そのため、以下のリストにあるメソッド名は使わないようにして下さい。
- angle
- balance
- balanceX
- balanceY
- bk
- bounds
- color
- contains
- delegator
- die
- direction
- directionLt
- directionRt
- doubleClick
- down
- draw
- fd
- getBalanceX
- getBalanceY
- getHeight
- getWidth
- getX
- getY
- height
- hide
- initializeLooks
- input
- inputString
- intersects
- isShow
- key
- keyDown
- keyPressed
- keyReleased
- keyTyped
- large
- left
- leftMouseDown
- little
- location
- looks
- looksSize
- lt
- maxX
- maxY
- minX
- minY
- mouseClicked
- mouseDown
- mouseDragged
- mouseEntered
- mouseExited
- mouseMoved
- mousePressed
- mouseReleased
- mouseX
- mouseY
- move
- narrow
- paint
- print
- random
- resetLooks
- resetScale
- right
- rightMouseDown
- rotate
- rotatedBounds
- rotatedHeight
- rotateDirection
- rotatedLocation
- rotatedMaxX
- rotatedMaxY
- rotatedMinX
- rotatedMinY
- rotatedWidth
- rotatedX
- rotatedY
- rt
- scale
- scaleX
- scaleY
- setRandomSeed
- show
- size
- sleep
- small
- start
- tall
- up
- update
- warp
- wide
- width
- x
- y